お得な深夜電力利用の省エネ暖房システム「蓄熱暖房」が標準装備
ハミングハウスは、住まいづくりの初期の段階からしっかりと暖房計画を設計の中に組み込みます。まず、基本コンセプトとしては暖房のために屋内で火を焚くことはしません。屋内で火を焚くと空気が汚れますし、石油やガスでは多量の水蒸気が出るのと火災のリスクが高くなります。電気を利用して火を焚かない蓄熱暖房ではこれらのリスクをすべてクリアできます。
夜の11時から朝7時までの割安な深夜料金の時間帯で蓄熱をして(その他の時間帯は通電していません)、日中それを放熱して家の中全体を暖房する蓄熱暖房は、冬場の高額な光熱費を大幅に抑えてくれる頼もしい省エネ暖房設備です。
蓄熱暖房には床下型とストーブ型の2タイプがあります
床下型蓄熱暖房「エナーテック」
床下暖房イメージ図床下型蓄熱暖房は、基礎のコンクリートの中にスラブヒーターという棒状のヒーターを配筋時に設置して上からコンクリートを流して埋設します。完成後は深夜電力でスラブヒーターを熱することでコンクリート全体が温まり(最高50℃まで)、床下の暖気は床面のガラリと呼ばれる通気口から自然上昇により屋内に取り込まれます。そのため居室はもちろん、玄関タイルから浴室、洗面所、トイレと、家の中全体が温まる仕組みとなっています。暖気は壁の中の通気層にも取り込まれるため、壁自体も暖かくなり部屋ごとの温度差もなくなりヒートショックのない住まいを実現しています。
ストーブ型蓄熱暖房「オルスバーグ」
電気蓄熱床暖房(ストーブ型) ストーブ型の蓄熱暖房は、本体に蓄熱ブロックを入れ、これを割安な深夜電力で温めます。石焼き芋の石を温めることを想像していただくとイメージしやすいと思います。
このタイプには小さなファンが装備されており、マイコンで時間をセットして朝夕などの必要な時間だけファンを回すと、柔らかい温風が出ます。基本的には1階の玄関ホールなどの階段に近い場所に設置して、階段から暖気を上階に誘導して居室全体を温めます。